2007 /04 / 04 (wed)  高円寺円盤
内向的ベーシストシリーズVOL.3  『おかあさんベースギター』

4個のレコーダーにエンドレステープをセットし、3分毎に録音・再生しながら演奏する<内向的ベーシスト・シリーズ> 今回は、笙野頼子・作 「母の発達」を読みながら寝かせたベースギターを弾く。
最後に『おかあさんベースギター』を制作しました。

※ 家事をしながらふと思い出す母のこと、「おかあさん」と声を出して呼びかけてみる・・・懐かしい。
そんな時に出会った小説が、熱烈な母へのオマージュを描いた「母の発達」でした。




ライブ音源はこちら

テキストを読みながら演奏
3分ごとに録音します
3つのレコーダーをギターの上で再生
9分前、6分前、3分前、現在の演奏を4つ目のレコーダーに録音
1つめのレコーダーをギターの上に置いて再生しながら演奏
4個のレコーダーをすべて再生
レコーダーだけの演奏となる
レコーダーの音源の位置や動きの物理的エフェクトが混沌とした音風景を生む

一旦レコーダーをギターから下ろし、ギターを立てかける。
エフェクターには長いディレイをかけてあったので、4個のレコーダーの再生音が残像のようにアンプから流れる。
アンプからの再生音が徐々に小さくなったところで軸に見立てたギターに、1つ目のレコーダーから順番に引っ掛ける。音の再構築。

 
最後にガンガン鳴っているベースギターに『おかあさん』らしく割烹着を着せる
マジックでおかあさんと書いて終了





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