2004.6.24 Drawing Music mini                                高円寺・円盤   
作品 1 作品 2 作品 33 作品 4 作品 4
4トラックデッキには、桐生ライブでのピアノ音源がエンドレステープに入っています。トラック毎にアルミ板をDrawingする音を録音・同時再生することにより、ピアノの音源は1つずつ消されていきます。
4トラックめを録音・再生時にはピアノ音源は完全に消され、Drawingした4つの音源が4つのスピーカーから別々に再生され、各トラックに対応した4枚のDrawing作品が展示されました。
■作品1の画像をクリックしても試聴できます               音源提供・yuji yoshizawaさま
ミネギシ氏は、4チャンネルの音場に円盤外の音を採集・加工し2チャンネルの音場を作りました。
ライブコメント ミネギシマサハル
桐生での試みを高円寺で。つまり事前に雑踏を収録して音源にあてる方法です。
マイクを「円盤」の外に置くセッティングは必須として併用を試みました。
1回目のライブで生じた「待ち時間」を排除すると展開はどう変化するかを聴いてみたかったからです。

宮川いづみのモノマルチ・4チャンネルにリアルステレオの音場を加えてあります。4chで構成されるためマルチ・チャンネルは4角形になります。2chの音場との組み合わせを「中」の字になるようにセットしてみました。少し外れていたようですが。マルチの音場は各スピーカーの独立性が高いので空気感を全体のベースに置いてみようと考えたのです。大した考えではありませんが。

さて、結果はどうであったか。

外(今回はマイクを1階にある円盤の看板に装着)にセットしたステレオマイクの不調でリアルタイム2chの音場はモノラルになってしまいました。残念。
事前収録の音源は問題なくリアルステレオで再現されていたようです。
今回のテーマの一つである「待ち時間の排除」はどうであったか。やはり、隙間を埋めまくるだらしない方向に結実していたように思えます。とはいえ豊かさが確実に加わったと言えなくもないのです。こちらに軍配を挙げましょう。

BONSAI、失敗を繰り返しつつも確実に前進はしているのです。当面、方向は考えないでおきましょう。
前進はしているのです。