2007.02.04(sun)
吉祥寺 GRID605


4個のカセットテープレコーダーを使ったお琴のように弾くベースと
アコースティック・ギターとの演奏


ミヤカワイヅミ izumi miyakawa
牧野琢磨 Takuma Makino


4個のレコーダーにはエンドレステープをセット、3分毎に演奏を録音。牧野君のアコースティックギターはPAから出力、ベースギターはアンプ2台からステレオで出力。音源はこちら

1つ目のレコーダーを再生・ベースの上に置く

3分前の二人の演奏がギター・ピックアップを通してアンプから流れる
その再生音とリアルタイムのお互いの演奏が2つ目のレコーダーに録音
4個のレコーダーをすべて再生
レコーダーだけの演奏となる
2つ目のレコーダーを再生

6分前、3分前、現在の演奏を3つ目のレコーダーに録音

レコーダーの位置によって爆発的に音が変化
テルミンのように演奏したりする
3つ目のレコーダーを再生
9分前、6分前、3分前、現在の演奏を4つ目のレコーダーに録音
一旦レコーダーをギターから下ろし、ギターを立てかける。この時点で牧野君の演奏は終了
エフェクターには長いディレイをかけてあったので、4個のレコーダーの再生音が残像のようにアンプから流れる
アンプからの再生音が徐々に小さくなったところで、1つ目のレコーダーから順番に引っ掛ける。軸に見立てたギターにレコーダーをコラージュしていく。音の再構築。
4つのレコーダーが全部引っ掛かったところで、ギターのシールドを抜く。アンプからはディレイ音だけが再生される。ガムテープでレコーダーを固定し、レコーダーのナンバーを書き込む。
アンプのディレイ音が消えても、ギターにくっついている4つのレコーダーから摩滅した再生音が鳴り響く、ギターのカタチのオブジェで終了。




http://www.bonsait.com