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BONSAIt
白いジャコメッティ
サブタイトルは
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黒いオブジェが白くなりました→
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セッティング図↑
アルミ板裏にはコンタクトマイク、エフェクターを通しアンプへ。スピーカーをアンプに繋ぎ、スピーカーをくっつける音(スピーカー裏は磁石なので金属の譜面台に吸い付く)を録り再生。鳴っているスピーカーを付けることにより、再生された音と実際にくっつけている音を同時にコンタクトマイクが拾い、多重録音される。
★ 音源はサブタイトル『鉄筋工』をクリック
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水に浸した石膏付包帯(ギブス)を巻く |
スピーカーは水に濡れて破けるだろうと思ったが破けなかった
ガンガン鳴ってる白いオブジェ |
※ 昔、美大の彫刻科だった頃、ジャコメッティ展を観にいった。デッサンも彫刻も真っ黒でつぶつぶポッキーのようだった。(一般的に彫刻家のデッサンは何故か黒いのだが・・・)
作品の下に『立つという美しさ、存在することのウンヌン・・・』という本人のコメントが添えられていた。評論家が書いたのではなく、本人がわざわざ作品の講釈をしているのが、饒舌だなと思った。(ジャコメッティは実存主義の作家とも交流があったらしい)
もしこの作品が全部白かったらどうだろう?あんまり深刻な感じがしなくて、『存在することのウンヌン』も希薄になったりして・・・と思ったのでした。そんな記憶をもとに、細長くて黒いものを白くする→『白いジャコメッティ』を制作してみました。
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円盤店長・田口史人氏の 『肉』 |
松本清志氏の 『Translation』 |
■ KORGのPAD操作シンセに盛られた炊き立てご飯とギターの上の1枚2000円のステーキ肉
おいしそうな匂いが漂う中、淡々と演奏する。
※想像していた以上に面白く楽しい!何度も試行錯誤しながらやっているとのことでしたが、行為と直結した音は緻密に考えられていて完成されたパフォーマンスでした。ギターの上で肉を食べるといういわば野蛮(?)な行為とはうらはらに繊細な音作りが印象的。 |
※久しぶりに観ましたが、私の好きな「道筋が明確」なパフォーマンスです。過去の演奏がPAから流れて、それが小さな粒のように現在の演奏を包み込んで、独特の空間を創り上げました。
最後に、私がルーハリソンの「ワルツ」を弾き、短いセッションをして頂きました。 |